【完】俺が愛してやるよ。




そんなこと思いながら、
統牙の肩にちょこんとあたしの頭を傾ける。

すると、統牙もあたしの方へ頭を傾けてくれた。

海を眺めていると、
どんどんと朝日が登ってくるのが分かった。


「わぁ……!すっごい綺麗…!!」


あたしにはそれはまるで希望の光のように思えた。

こんなに暗い世界を一気に照らしてくれるような…そんな希望の光。


「だろ?」


自慢げに言った統牙。

まさか…これを見せようとわざわざ早起きして来てくれたの?


「うんっ!夕日は見たことあったけど朝日は見たことなかったから」


「これ、どうしても結実と見たかったんだ」


朝日を眺めながらふわっ、と微笑みながら言った統牙にあたしは一瞬にして心を奪われた。