統牙の甘い言葉とキスに目を覚まして準備をした。 でも半分、寝てる気がする。 きっと、脳の細胞がまだ寝てるよ。 「準備できたか?」 「うん」 「じゃあ、行くか」 何も言わずに差し出された手。 まだ家の中だというのに…それに駐輪場までそんなに遠くない距離なのに。 わざわざ、手を繋いでくれる。 それだけで眠いのも吹っ飛ぶぐらい幸せな気持ちになる。 あたしも何も言わずに そっと自分の手を重ねてぎゅっと握る。