30分もあれば、着くだろうし。

なのに、なんでこんな朝早くから出掛けるの?


「いいから、来いって。
眠いならあまーいキスで目、覚ましてやろうか?」


「なっ…/////」


その言葉で一気に目が覚めた。


「お、起きます起きます…!!んっ…」


そういった時にはあたしの唇は塞がれていた。


「俺がお前とのせっかくのキスを逃すとでも?

おはようのチューもいい感じだな」


呑気にそんなことを言っている。

あたしの顔に熱が集まってくるのがわかる。

朝から甘すぎでしょ……