【完】俺が愛してやるよ。




そう思ったのもつかの間、


車掌さんに一礼して電車を降りて
駅から少し歩いてすぐに後悔した。


あたしの視界に入ったのはザーザーと降り注ぐ雨。
それは、まるであたしの涙のような気がした。


そういえば今日は雨が降りそうだったな…

行くあてもないし…どうしよう。


それに目の前に見える景色は
真っ暗い暗闇の中で眩しいほどに光る
ネオン街が目の前に広がっていた。


あたし…こんなところまで来ちゃったの?


てか…ここどこ?


外は暗いはずなのにその街はギラギラと光っていた。


沢山のお店が見える。

あそこに行けば…何か変わる?

そんなことを思いながら、あたしは一歩一歩足を進め、駅から離れた。