今日ぐらいは…ちょっとぐらい期待してた。
だって、その産まれてこなければよかったと思われるほどのあたしが生まれた日だから―――。
お母さんがお腹を痛めて産んでくれた。
唯一、あたしのために
頑張ってくれた17年前のこの日。
だからこそ、守ってくれると期待してしまった。
そんな期待もあっさり簡単に裏切られて、一番残酷な言葉であたしの胸を引き裂かれた。
誰からも祝われたことのない誕生日
16年間ずっと一人ぼっちの誕生日
でも、毎年、“今年こそは…”って期待していた。
今日の朝だって17年目は
祝ってもらえるかも…なんて思ってた。
だけど、今日この日に
生まれたことを拒まれてしまった。
一番、大好きだった人に…。
世界でたった一人の
血の繋がりのある母親に。



