水玉模様

何でそんな…フツーにしてんのよ…。

あたしばっかりドキドキしてるなんて、ズルイじゃん。

「着いたよ、送ってくれてありがと!」

あたしはぶっきらぼうに言うと、保健室のドアを勢いよく開けた。

「保健の先生、いないみたいだね。」

「…。」

タイミング悪…先生どこ行ってんのよ。

「あとテキトーにやっとくから、もういいよ。」

あたしは保健室に入り、消毒液とかを探すために棚を物色することにした。

ふっ…と、篠田くんもこっちに来た。

そして、

「俺も手伝うよ。」

と言って、棚をゴソゴソあさり始めた。


「あ…ごめ……。」

「え…?」

「…。」

手が触れたくらいで、謝ったりしないでよ…。

あたしは、手が触れただけでも、全身が真っ赤に腫れあがりそうだっていうのに…。

手が触れて謝るとか、条件反射的な事されると少し悲しい。