水玉模様

保健室へと歩くあたしの半歩くらい後ろに、篠田くん…。

感じたくない篠田くんの優しさを、感じずにはいられなかった。

あたしの様子がわかるように…後ろから付いてきてくれてるんだよね…?

っていうのはあたしの考えすぎで、気まずさからとった距離なのかもしれないけど。


「早く消毒とかしないとね。」

「…保健委員なんだね。」

「え?あ、うん。そーだよ。」

「…。」

この前変な事言っちゃったから、余計意識しちゃうじゃん。

「瀬口さんって、意外とドジだったりするの?」

「うるさいなぁ。あれは暑さで足元が…。」

「あはは。瀬口さんすぐ”うるさい”って言うよね。口癖?」

「うるさ……あ☆」

思わず、口に手のひらを当てるあたし。

「ほら~!」

「…。」


なんでよ…。

なんなのよ…。