水玉模様

「とりあえず手当て、だな。」

「先生、あやねが…。」

「おーい!保健委員誰だ?」

あやねをシカトする先生。

「先生ッ!」

「平川は掃除してろ。」

一喝され、あやねはあからさまに拗ねていた。


「俺、保健委員っすけど…。」

「お、そうか。じゃあ瀬口の事頼む。よし!みんな掃除の続きするぞ!」

手を止めてあたしに注目していたみんなが、再び手を動かし始めた。

「ったく瀬口は…いつも何かやらかすな。」

くくく…と笑う担任。

いつも…って、まだ2回目じゃん!

「瀬口さん、行こっか。」

ムッとして担任の後ろ姿を睨むあたしに、話し掛けてきたのはーーー篠田くん…。

「…。」

「瀬口いいなぁ~。いってらっしゃ~い。」

「…うん。」

羨ましそうにあたしを見送るあやね…代わってあげるよ。

それか、あやねが付き添いの方がよっぽど良かった。