水玉模様

「…。」

「ごめんなんて言われたら悲しくなるじゃん?あたし達、友達…でしょ?」


カタンーーー

篠田くんが、静かに立ち上がって…あたしの目の前に。

目線が下から上に変わっただけなのに、ドキドキに拍車がかかるーーー…。

「瀬口さん…。」

「な、なに…?」

ちょっと…近いから。

篠田くんが、近いから…。

「俺……。」

あたしは近すぎる篠田くんの顔を見ていられなくなって、目をギュッと閉じた。


「たまには一緒に帰る?…前みたいに。」

目を開けた時、篠田くんはもう目の前には居なくて、帰り支度を始めていた。

「…。」



キス―――……。


されるかと、思った…。


「瀬口さん?」

ふと耳に入ってきた篠田くんの声で、我にかえるあたし。