水玉模様

「せ…責任。」

「…。」

「責任、とってくれるんでしょ?…先月の。」

「あ…。」

「だったら、あたし、未来の公務員の、嫁…だよね。」

あぁぁ…。

もぉ、引っ込みつかないよ…。

「だから…。」

「…瀬口さん。」

「だから…ッ!」

「ごめん…。」


水がいっぱい入ったグラスが…地面に叩きつけられて、砕け散ったーーー…。

その音が胸に響いて、欠片が突き刺さる…。

追い討ちをかける様に、視界が奪われようとしていた。

散らばった水玉を、早く拾い集めて―――。


「も~ッ、なにマジになってんのー?篠田くんおかしー!」

「…え?」

「先月“嫁にくる?”なんてからかうんだもん、そのお返しだから!」

あたしは、わざと派手に笑った。