工藤瞬が度々あたしのクラスに顔を出す様になって、1週間。

「瀬口さぁ、あの1年と付き合ってんの?」

「…。」

「アイツってさー…。」

「充也にはカンケーないじゃん。」

「相変わらずそっけないのな。」

たまたま充也と廊下で鉢合わせになって、この会話。

「で、付き合ってんの?」

「しつこい。」

「最近よく一緒に帰ってんじゃん。素朴な疑問だし。答えろよ。」

周りからは、そう見えるのね…。

「…付き合っては、ないよ。」

「そっか。そーなんだ。じゃぁたまには俺の相手もしろって。」

「え~☆めんどくさーい。」

「なんだとぉ⁈」

充也があたしの頭をクシャクシャしてきた。

「わかったから~!」

笑顔でじゃれ合ってたあたし達だったケド、急に充也が真面目な顔になった…。

「…悠とは、どーよ?」

「…。」

充也ーーー…。