「あ、だから、さっき…ね、言ったし…。」
工藤瞬があんまり堂々としてるから、あたしの滑舌が悪くなる。
「さっきはオナカいっぱいだから、って。だから、今聞きに来たんです。」
「オナカいっぱい⁈瀬口なにそれ~!きゃはは!」
あやねが楽しそうに笑う。
完全に他人事だわね…。
「てか、ごめんねっ!あたし…付き合えない。」
「えぇ~っ?!まじですか?!何でっすか?」
何でって言われてもなぁ…。
「もったいないよ、瀬口~。」
あやね、もったいないとかの問題じゃないから…。
「好きなヤツとか、いるんですか?」
好きな―――……。
「…。」
あたしは手に持っていたケータイを、きゅっと握った。
「うわ~っ!誰だよそいつ。超ショック!」
工藤瞬は、あたしの無言の返答から察したようだった…。
あたしの頭の中は、積極的に考えないようにしてきた篠田くんでいっぱいになっていた。
工藤瞬があんまり堂々としてるから、あたしの滑舌が悪くなる。
「さっきはオナカいっぱいだから、って。だから、今聞きに来たんです。」
「オナカいっぱい⁈瀬口なにそれ~!きゃはは!」
あやねが楽しそうに笑う。
完全に他人事だわね…。
「てか、ごめんねっ!あたし…付き合えない。」
「えぇ~っ?!まじですか?!何でっすか?」
何でって言われてもなぁ…。
「もったいないよ、瀬口~。」
あやね、もったいないとかの問題じゃないから…。
「好きなヤツとか、いるんですか?」
好きな―――……。
「…。」
あたしは手に持っていたケータイを、きゅっと握った。
「うわ~っ!誰だよそいつ。超ショック!」
工藤瞬は、あたしの無言の返答から察したようだった…。
あたしの頭の中は、積極的に考えないようにしてきた篠田くんでいっぱいになっていた。



