だったら、ちゃんとしなきゃ。

「…。」

放課後、ホントに来るのかな。

…断らなきゃ、な。

あたしも、森さんの事なんか気にせず、好きって言えたら…。

てかあたし、こんなに篠田くんの事好きだったっけ…?

想いとは勝手なんだな…。

知らないところで、どんどん膨らんでいく。


「…。」

あぁ…暑い。

太陽が、あたしの身体に汗をつくっていく。

教室に戻らなきゃ。

キーン…コーン……

静かに、予鈴が鳴った。

暑い。

暑い…。

熱い…?

誰かに想われてるなんて、思いもしなかった…。

篠田くんも、そうかな…?

あたしが言わなきゃ、気付いてもらえないよね?

あぁ、熱い…。