水玉模様

♪♪~

オーディオから流れてきた音楽は洋楽で、アーティスト名とか全然わかんなかったけど、すごく心地良いメロディだった。

「瀬口さん。お願いがあるんだけど。」

心地良いメロディに混ざって、篠田くんの穏やかな声があたしに届いた。

「…。」


「この前の…ちゃんと言ってほしいんだ。そしたら俺、吹っ切れるから。」

「この前…って……。」


“ずっと、好きだった。”

「これからも、こうやって騒いだり…友達でいたいから。」

友達―――…。

ともだちーーーこの4文字が、あたしを締め付ける。

「俺、あんな終わり方じゃ、まだ納得できてないから。ワガママなんですー(笑)。」


“わけわかんない事…言わないでよぉっ…!”

「……。」

「あの時俺、瀬口さんのこと泣かせちゃったし。ごめんね。だから、はいっ、言って?」

篠田くんは、笑顔で手のひらをパンっと1回叩いたーーー。