「これ……。」
「…返して。」
それしか、言えなかった…。
篠田くんに、全てを見透かされてしまった様で。
「何でこのプリクラ、貼ってるの…?」
何で…?
何で……。
「か、勘違いしないで。何となくだからッ。意味なんて…ないし。存在も、忘れてたくらい…。」
篠田くんと充也と、3人で撮ったプリクラ―――すべての、始まり…。
そして剥がせなかったのは、あたしが篠田くんを好きだったという…唯一の痕跡。
「…。」
篠田くんは、無言で手渡してくれた。
「それに…ッ、あたしには、瞬が居るんだよ?篠田くんの…ことなんか……ッ。」
声が、震える…。
大丈夫、あたしはちゃんと篠田くんを吐き出したハズ…。
あたしは、瞬の彼女。
「花火大会のことも、もぉ…忘れて……。」
絞りだす様に言葉を発した後、あたしは下を向いた。
「…返して。」
それしか、言えなかった…。
篠田くんに、全てを見透かされてしまった様で。
「何でこのプリクラ、貼ってるの…?」
何で…?
何で……。
「か、勘違いしないで。何となくだからッ。意味なんて…ないし。存在も、忘れてたくらい…。」
篠田くんと充也と、3人で撮ったプリクラ―――すべての、始まり…。
そして剥がせなかったのは、あたしが篠田くんを好きだったという…唯一の痕跡。
「…。」
篠田くんは、無言で手渡してくれた。
「それに…ッ、あたしには、瞬が居るんだよ?篠田くんの…ことなんか……ッ。」
声が、震える…。
大丈夫、あたしはちゃんと篠田くんを吐き出したハズ…。
あたしは、瞬の彼女。
「花火大会のことも、もぉ…忘れて……。」
絞りだす様に言葉を発した後、あたしは下を向いた。



