水玉模様

「…え。」

「俺んち、来ない?」

「なんで?いいけど?」

「いや、プレゼント…持ってくるの忘れちゃって。バカだよなー。ホントごめんっ!」

「全然いいよ。じゃぁ今から行く?」

「うん。」

「プレゼント超期待してますから(笑)。」

「もぉ~!プレッシャーかけんなってー!」

「あははっ。」

瞬の部屋ーーーか。

そっと手を当てたあたしの胸は、ドキドキ…ドキドキいっていた。

瞬の家までの道のりーーー繋いだ手からドキドキが伝わってしまわないか、そう思うだけでドキドキ2割増しな気分だった。


「おじゃましまぁす。」

「…てか誰もいねーじゃん。いつの間に出かけたんだよ。」

「…。」

「ごめん、先に部屋行ってて?」

「あっ、うん!」

あたしは瞬に返事をしてから、小走りに階段を上がっていった…。


瞬と…2人きりだ。