水玉模様

「みっくん、さっきから超エラソーね(笑)。」

礼衣子さん、もっと言ってやって下さい…。

「ホントにエラソー。あたし、今日は充也に説教されに来たみたいじゃん。悪いことした覚えないけど。」

「忘れんなよ…俺の本心だ。」

そう言った充也は、頭をクシャっとしたのだったーーー…。


本心…?

なにが…?

ひとつになりかけていた水玉が、バラバラになっていきそうな気がした…。


充也は、何が言いたかったの?


ホントに、本心…?

だとしたら、それはどこからどこまで…。




あたしは、再び平和な毎日を送っていた。

瞬とも、彼氏彼女らしくなってきて、瞬の部屋に遊びに行くことも増えていた。

彼氏彼女らしくーーーといっても、身体の関係はまだなんだけど。

でも…チューくらいは、したよ。


篠田くんとは、また疎遠状態。

付き合っていないと言っていた森さんと、当たり前の様に一緒にいる。