水玉模様

「シ…シラケちゃったぁ…。」

「行こ…っか。」

「うん…。」

そそくさと逃げようとしている3人を、工藤瞬は見逃さなかった。


「待てよ。」

今度は、低い、低い声でーーー。

「今、約束しろ。」

「な、何……?」

「何じゃねぇだろ。俺の和奈に関わるなって言ってんだろ?」

「わ…わかったから。」

「ちなみに俺のことをどう言おうが勝手だけど、俺の家系、警察関係多いんだよね。確か弁護士もいたなぁー。今までのこと全部バラしてもいいんだけど?停学確定?ヘタしたら退学じゃね?」

怒りながらも、いたずらっ子みたいな表情の工藤瞬。

「…!」

「二度と関わらなきゃいいんでしょ!」

「じゃぁ、あたし達、行くから…!」

3人は、急いでトイレから出て行った…。

途端に身体中の力が抜けて、あたしを支えていた工藤瞬の腕に力が入る。


助かったんだと、実感した瞬間だった。