「平川さんも課題くらい自分でやれよな…。」

「えへ。」

「…。」

更にあきれたこの男ーーーそう、鈴木充也。

作戦Mの”M”は、充也のM。

そしてここは、充也の部屋。

「ホラ、さっさと写して帰れよ?」

そう言って充也は、課題のプリントをバサッとテーブルの上に置いた。

「充也くん全部終わってるの?さすがじゃん!」

「で?瀬口と平川さんはわかるけど、コイツら何?」

「えへ。」

「平川さんのマネしたって、かわいくねーから。」

「いいじゃないですか、1人や2人増えても!それに俺はあやねの彼氏なんです!」

あやねのマネをしたのは…生輝くん。

「オマエは?」

充也は、工藤瞬の顔を見て言った。

「勉強教えてくれる賢いセンパイがいるって聞いて、ついて来ました!工藤瞬です!」

明るく元気な工藤瞬の調子に、やれやれといった感じの充也。