水玉模様

生徒指導室ーーーしかも放課後、ここであたし達は、1時間くらいお叱りを受けていた。

完全に、誤解。

無罪を主張するも、認められず。

生徒指導の先生、保健の先生、それから担任…3対2じゃ分が悪い。

「なんか、笑っちゃうよね。保健の先生、超勘違いじゃん?」

「だよね、俺らがキスしてたなんてね…。」

「…ね。」

腹立たしいやら嬉しいやら…これがホントならどんなにいいか。

「さっさと保健室から出てたら良かったね、ごめんね。」

「瀬口さんがそんなこと気にしなくていいよ。」

保健の先生には、保健室に入ってきた時の位置的に、篠田くんの背中しか見えていなかったはずだ。

あたしが篠田くんに目を見てもらってる時だったから、距離的にあたしと篠田くんの唇が重なっていたと錯覚したんだと思う。

それをそうだと思い込んで、さも目撃したように話しているから、キスをした前提で話が進んでしまったんだ。