水玉模様

早く…。

早く、この気持ちを吐き出してしまいたい。


「篠田くんっ…!」

「ん?」

「あのっ…あたし、ね…。」

「うん。」

「あのっ…あたし……痛ッ!」

「どうした?」

最悪ーーー…。

「…目に、何か入った。もー痛い~っ!」

痛くて、涙でてきた…。

続いて、あまりのタイミングの悪さにハラが立つ。

「どっち?見せて?」

篠田くんが、キャスター付きの丸い椅子に座ったまま、カラカラと近づいてきた。

自己嫌悪に陥るヒマもなく、繰り返されるドキドキーーー…。

もがく余地もなく、その津波に呑まれていく。

息苦しいはずが、気持ちいい…。

心地よささえ覚えていくーーー…。

「ひ…左。」

小さな声で答えたのに、ヤケに響く。