スウィングしなけりゃときめかない!―教師なワタシと身勝手ホゴシャ―



例えば、今日の質問のテーマは、名前の呼び方についてだった。


4年2組を受け持ってるわたしは、学級内の決まり事を「4の2ルール」と名付けて、子どもたちと共有している。

4の2ルールには、挨拶や掃除のやり方みたいな生活面もあれば、宿題や家庭学習のやり方みたいな勉強面の取り決めも含まれてる。


その中で、わたしは、先生であるわたしが子どもたちの名前を呼ぶときのルールも、定めている。


「授業中は苗字で呼ぶの。俊くんだったら直江くん、美香子先生だったら日比谷さん、みたいに。で、その他の時間は下の名前で、俊文くんとか美香子ちゃんとかって呼ぶ。ニックネームは呼ばない。わたしはそういうルールで統一してる」


子どもたちの名前の呼び方は、先生によっていろいろだ。

個人として尊重するためにつねに苗字にさん付けで呼ぶ先生もいれば、親しみを込めてニックネームで通す先生もいる。

考え方は多種多様だし、どれが適切かは先生のパーソナリティ次第なところもある。


わたしは、ニックネームでは呼びづらい。

子どもらしく残酷なニックネームが付いちゃってるケースもあるし、ニックネームがない子もいて、何かと不公平な気がするから。