「やべークラクラしてきた。」

最後の風船を膨らませた俺は、達成感という感覚にとらわれていた。



「真地〜俺のも膨らましてー」

と必死になりながら風船を膨らませている淳也。


そんな淳也を無視して、俺は他の男子と仲良く話していた。


「ねぇ〜、真地ってさ漫画とか読んでんの?」


間にいきなり入ってきた前田に下から覗き込むように見つめられた。


一瞬鳥肌が立ってしまった。


「前田、お前怖いって…」


一緒に話していた
山田 裕也にそう言われた前田は頬っぺをプゥ〜と膨らませ、いきなり怒鳴りだした。




なんか勝手にいかってろ
なんて思ってたり…笑