7月24日。

私はりょーの応援に来ていた。

試合が始まる。

りょーは最初からスタメンで出ていた。
二年生なのにすごい。
私は感激しながらも試合を見ていると・・・

「りょー君って本当にかっこいいよね~」
「うん、うん。さすがハーフって感じ!」

と、3m程離れた女子の会話が聞こえた。

へー、あいつ結構モテてんじゃん。
と思いながらそういう人と幼馴染であることを
自慢に思った。

りょーと樹は確かに昔から全てが完璧に整っている。

りょーは青みかかった眼に、こげ茶の髪色。
基本性格は意地悪でSだが根はとても優しい。
父に言われていたせいか、
女子には特に優しいのだ。

樹ははっきりした二重の眼に、 
黒色の可愛い猫毛の髪の毛。
私は樹の髪がとても好き。
いい匂いがして、いつも穏やかで優しい。
小さいときから私のことを守ってくれている。

テストでも
りょーは昔から塾に通っているので
いつも1位だったり、
樹も2位だったり3位だったり。。
二人とも勉強面でも優秀なのだ。

しかし勉強の仕方は違い、
りょーは天才派だが、樹は努力派だ。
いつも樹が悔しがっている。

私の幼馴染は漫画に出てくるであろう人間と
まるかぶりなのだ・・・笑

どっちがテストで負けても勝っても
私はどうでもいい。

二人とも大好きだからだ。

だから今回も二人ともの試合を観に来た。

いや、観に行くはずだったのだ。

だが・・・・・

【To be continue】