公園から 家に帰る時だった。



家から少し離れた、お花屋さんの前を通った。




ふと見ると、


ストロベリーフィールドじゃん!




「すいません!えっと、この花どぉしたんですか??」




店から出てきたのは、優しそうなおじいさんだった。



男の人が、お花屋さんは 驚きだった。




「この花は、妻の好きな花で、春に咲くんだけど、温室で作ったんだよ。」




「すごいですね…。アタシも、この花好きなんですよ。」




「この花の花言葉知ってる??」




栄助と同じ質問。




「知らないですけど。」




「お嬢ちゃんなら、いつか分かるから。大丈夫…」




おじいさんは 麗美に笑顔を見せて ストロベリーフィールドを差し出した。




「持っていきな。」




「悪いです。お金払うんで、いくらですか??」




おじいさんは 首を横に降って、店の中に入った。




もらっちゃった…。




麗美は おじいさんが不思議でたまらなかった。




麗美なら いつか花言葉を知れる??




あたりは、イルミネーションでいっぱいだった。