シンデレラタイム



「沙凪?大丈夫だった?」

「あ、うん。」

「なんかバカ兄!とか聞こえたからさ。」



それは本当にバカだからです。





「ねえ。瞳も打ち上げ来るよね?」

「うん。疲れたけど騒げる。」

「打ち上げとか初めてだから楽しみだな〜。」




いつでも食べれるすき焼きなんてもう知らない。


せっかくのみんなとご飯だもん。行くなら行くでとことん楽しもうと思う。




出場種目もなくなって暇になったあたし達は、球技大会の全日程が終わるまで教室で待機して、学校が終わった途端に女子みんなで街へ飛び出した。




安田が繁華街のショッピングモールにあるバイキングに予約をしてくれていたみたい。



用意周到だな。




ショッピングモールの最寄りまで電車に揺られ、目的地に着いた頃には日が暮れ始めていた。



大きなモールに入ってからは安田の後を着いて行く。



予約していたからか、バイキングに入るとすぐ席に通してもらえた。ラッキー!



久しぶりの運動でお腹も空いた。


そんな動いてない気もするけど、ドッジはなかなか頑張ったし!



食べるぞ〜!