「なあ、その絵って何描いてんだ?」 次の日の放課後。 美術室にはまた明がいた。 というか俺が知らなかっただけでほぼ毎日いるらしい。 「ああ、これね。これは夕焼けなの。」 「夕焼け?」 「そう、夕焼け。昼が終わって夜になるその瞬間。いろんな色があって、綺麗で、私がいちばん好きな景色なの」 「…………何か良いな、そーゆーの」 「ふふっ、ありがとう」 それから俺たちは毎日そこで話すようになった。