普通これ程のイケメンと、
同じ時間を過ごせるなら羨ましい!!
と思う女子がほとんどだろう。
だが現実は到底そんなモノとは、
かけ離れて居た……



まずここまで、
年の離れた相手だと私は、
何を話していいか解らない……



それにイケメン過ぎだと、正直……
何処見ていいのか解らない……



仕事だから私も、
話しが出来るだけだ……
実際リアルで彼に逢ったら私は、
テンぱるに決まってる……



……はあ……



……私は……
大きく溜め息を吐いた……





大阪まで4時間か?
ちょっと寝よう。
私は仮眠を取る事にした……




ーーー
ーーーー
ーーーーー



……私は……
いつの間にか大阪に着くまで、
熟睡してしまって居たらしい。
4時間後にようやく大阪に着いた。



……はあ~……
やっと着いたあ!



それにしても4時間も、
乗ってると腰が痛い~~~


私は駅に降りるとイケメン君に、
電話を掛けて居た。


……ああ……
緊張するなあ!



……彼の声は……
どんな声なのだろう……



これで声まで素敵だったら、
神様は不公平だわ!
私はそんな事を思いながら彼に、
電話を掛けた。





『……もしもし……
深海涼さんですか?……』


『……はい……
涼です♪』



『……私……今回、
深海さんとご一緒させて頂きます。
新谷と言います。
今回はよろしくお願いします。』



『……ああ♪……
よろしくお願い
します♪』



『今日は予定通りで大丈夫ですか?
今、大阪駅に着いてます。』



『……はい……大丈夫です♪
予定通りここのカラオケ店に、
来て下さい。ここまで来られますか?』



『……はい……。
タクシーですので大丈夫です。
では今からそちらに向かいます。』




『……はい……
待ってます。気を付けて♪』




『……はい……
有り難とうございます。』



……はあ……
緊張したあッ!



……それに……
あの声……







……やっぱり……
神様は不公平ね……






……彼の声は……
それは甘い蜂蜜のような声をして、
居た……



私は急いでその辺の、
タクシーを拾った。そして彼の待つ、
カラオケ店へと向った。




15分程タクシーに乗って私は、
彼の待って居る
カラオケ店に着いた。
カラオケ店は、
パステル調の造りで女の子受けする、
感じだった。



今日は始めに彼の店で、
何枚か写真を撮ったり、
彼のインタビューも、
ここでする事になって居た。



その後彼に2日間密着予定だ。
つまり私はこの2日間、
イケメン君とずっと一緒に、
居る事になる。


カラオケ店に入るとまず、
店長らしき人が、
私を出迎えてくれた。



『初めまして。遠い所どうも、
ご苦労様です。
お疲れになったでしょ?』




『……いえ……初めまして。
今日はよろしくお願いします。
あの深海さんは?』


『……深海は……
奥の部屋に居ます。案内しますよ。』



『すみません。
有り難とうございます。』







……ああ……
いよいよだ!







……ついに……
私は彼と逢うのだ!