私は適当に服を選ぶ。
正直服なんて適当でいいと思う。
仕事に行くんだから……
……ただ……
好印象な服は心掛けてた。
……今回……
相手が若いから膝丈ぐらいの、
スカートを選んだ。後は白いブラウス♪
……うん……
これなら大丈夫ね♪
……私は……
全身用の鏡でチェックして、
母が荷造りしてくれた、
中身を確認してそこに、
足りない物を詰めてようやく、
10分後完了した。
慌てて玄関に向かう。
玄関先から母とチーフの、
話し声が聞こえた。
『……どうも……
毎回すみません。』
『……いえ……
家の娘お役に立ってます?』
『はいもちろん♪
いつも助かってますよ♪』
『……チーフ……
すみません!
お待たせしました!』
『いや待って無いぞ?
早かったな?』
『……はい……
母がしといてくれました♪』
『---ああ---お母さん♪
有り難とうございます♪』
『いえいえ♪』
『……じゃあ……
娘さんお借りします。
行くぞ!』
『はい。じゃあお母さん!
有り難とう!
行って来ます!』
『……結奈……
気を付けてね!』
『はいはい♪』
『じゃ失礼致します!』
こうしてチーフと私は、
東京駅に急いだ。
東京駅に着いて、
私はチーフにお礼を言って、
急いで改札口へと向かう。
『……チーフ……
有り難とうございました!
行って来ます!』
『……ああ……
新谷!
気をつけてな!
帰って来たら、
飯奢ってやるよ♪』
『……チーフ……
ほんとですか?♪』
『……ああ♪……』
『嬉しい
楽しみです♪
じゃ行って来ます!』
私は急いで、
大阪行きのホームに向かった。
その時大阪行きの電車が到着した。
どうやら時間通りの電車に、
間に合ったみたいだ……
……良かった……
自由席だったが平日だった為、
余裕で座れた。
私は席に座ると、
さっき買ったばかりの、
缶コーヒーを開け
一口飲んだ。
そしてさっきチーフがくれた、
彼の写真と資料にもう一度目を通した。
……深海涼……
何度見ても文句の、
着けようの無い程のイケメンである。
今時の茶葉の、
肩までのサラサラの髪……
切れ長の涼し毛な瞳……
身長は1175cm程か?
痩せ形の体系。
どれを取っても、
女子達がほっとく訳は無かった……
