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突然佳菜が震えだした。
悠人が何があったのかと問うても返事がない。
ただ、廊下の奥を指さしていた。
そこにはあるはずのない人影があった
震え上がるのも無理はない……
なぜならその少女は顔こそ見えないものの、血の赤に染まった元は白かったであろうセーラー服を纏っていて。
そして何より足がない。
なのに、着実に私たちへと向かってくるのだ。
「や、やだ……逃げようよ!!怖いよ!もうこんなところ出よう!?」
逢奈が校舎の門を開けようとした時に初めて気付く。
門が、開かない。
突然佳菜が震えだした。
悠人が何があったのかと問うても返事がない。
ただ、廊下の奥を指さしていた。
そこにはあるはずのない人影があった
震え上がるのも無理はない……
なぜならその少女は顔こそ見えないものの、血の赤に染まった元は白かったであろうセーラー服を纏っていて。
そして何より足がない。
なのに、着実に私たちへと向かってくるのだ。
「や、やだ……逃げようよ!!怖いよ!もうこんなところ出よう!?」
逢奈が校舎の門を開けようとした時に初めて気付く。
門が、開かない。