沈黙が私達を襲った。

その長いようで短いような沈黙を破ったのは私だ。
「ほら!裏なんてあるはずなかったんだよ!帰ろうよ!」

茉莉が続く。
「面白くなかったね。帰ろうk……」

茉莉が「帰ろうか」といい切ろうとした時____
辺りが暗闇に満ちて雨と風がぶち当たる。

パニックになりだす私達に詩唯は言う。
「校舎、はいろう?こんな雨と風じゃ帰れないし、だいいち周りが暗すぎて危険だよ。」

こうして、私達は「裏」藍宮高等学校と出会う。