ありがとう。

ちょっと喘鳴があるくらいかなぁ。

吸入しておくか。



「菜月。ちょっと吸入だけがんばろ。」



『…。』


まぁ、素直にしたがうだなんてありえないか。



素早く機械をセットし、菜月にあてる。

嫌がって必死に逃げようとしてくるがそんな簡単に逃げられる程やわではない。


少しむせたが、しっかりやってくれた菜月。


「おしまい。偉かったね!」



『ふふふ。』



さっきまであんなに嫌がっていたのにドヤ顔でこっちを見てくる菜月。


あっという間に自分の部屋に行くと言ってソファーから離れてしまった菜月。


月菜もどこへ行ったのか。リビングには見当たらない。

すると一気に睡魔におそわれそのままソファーで寝てしまった。