ありがとう。

「うん、もしもしするよ。月菜も元気なお姉ちゃんがいいもんね!昨日菜月ゴホゴホしてた?」


『うん、してた。』


やっぱり…。あぁ。連絡取ればよかったな。



「菜月。気づいてやれなくてごめんな。そうゆう時は連絡して。」



『や。お兄ちゃん忙しいもん。』




「仕事よりも家族優先に決まってるだろ。」



『うん。月菜になんかあったら連絡する。』



「自分のこともな。」


菜月はいつでもほかの人のことを優先するから。

よし。ちゃっちゃとやるか。


「聴診するから服上げて。」


と言って素直にあげるはずもなく。俺が無理やりあげる。



『やぁ。』


体をクネクネして抵抗してくる菜月。