午前6時55分。 自転車を降りたばかりの私が汗を流しながら入る部屋には、やっぱりエアコンがかかっている。 電気は1ヶ所。 “彼”が座るお決まりの場所だけ。 彼の後ろ姿をちらっと見て、記録ノートにチェックをして、電気のボタンをオンにして。 いつもの席に座る。 ここまでが私の日課。