俺の意味深な発言に2人も固まっている。
少ししてクスクスと笑い始めた。
「どうした?卓。変な夢か?」
「ボーッとしてるよ」
2人が俺を見る。
日和の顔を改めて見た瞬間、
「…………………!!!」
猛烈な吐き気に口を手で抑える。
俺は片手を机につきながら素早く立ち上がり、勢いで椅子を倒し、そのまま走ってトイレに駆け込んだ。
「うっ……」
はあはあ、と息を荒くしながら嘔吐。
涙目になる。
意識をはっきりとさせ、まじまじと日和を見ると思い出してしまう。
もう自覚があったからだ。確信を持ってたからだ。
最初は夢だと思い込んでいたから大丈夫だったが、さっき目を覚ます前から、前回の日和の死後からこれは現実だと確信してから…
「日和が…見れない」
今見たらまた…吐く。
思い出す。原型をとどめていない日和を。
あの生々しい、血の臭いを。


