君と僕の白昼夢


全てわかった。全て気づいた。

明日なんて、来ないんだ。

「日和…」

「ん?」

「今日、駅前のカフェオープンする?」

すると日和は目を大きくして

「そうそう!忘れてた!誘おうと思って…

なんで卓が知ってるの?」

…嘘だ…


なんで…


“今日”なんだよ!?


「いや…聞いたから」

「へぇー!」

俺が女子のように敏感なことに日和は驚きを隠せないみたいだ。


「女子力上がったな!」

横から俺に言うのは…健太郎だ。

「………」

俺は相変わらず険しい顔をしているに違いない。


なんだよ、俺だけかよ。気づいてるのは。

みんな、“今日”が3回目って気づいてない。

いや、みんなにとっては初めての“今日”なんだ。

俺だけ、俺だけが…

「タイムリープ…?」