5時間目は寝たり、ぼーっとしたりして過ごした。
特に何も考えなかった。
考えなきゃいけないとは思うけど、考えるのにすら疲れてしまう。
大丈夫。失敗したら考えればいい。
6時間目。
日和と健太郎とコンピュータールームへ向かった。
健太郎と日和はずっと話していたが、俺は“あの時間”が近づくに連れて憂鬱になっていた。
コンピュータールームに着いて席に座る。
健太郎は隣でパソコンを起動させている。
俺もとりあえず起動させた。
「んで?なんかあった?」
頬杖をついて顔を画面に向けたまま、健太郎が聞いてきた。
健太郎の指がマウスの上で動き、音を出す。
「いや…なにも」
「なんだよ、あんなリアルなため息久しぶりに聞いたけど」
俺はずっとしてるよ…と言いたいところだったがぐっと堪えた。
「気のせいだろ」
「相変わらずだな」
「なにが?」
「1人で抱えるところ。1年の頃から何も変わんねーよ」
「え?そう…?」
俺が言うと健太郎はチラッと俺に目を向けた。
「ああそうだよ。良くも悪くも」


