君と僕の白昼夢




あ……



待て待て待て…


行ってないところ…





俺んちは…?




俺んちなら俺もいるし佑もいる。



まあ…もうなんでもありになっているから、何が起こるかわからないけど…


とりあえず…今日は俺んちだ…



ダメだったらその時考えよう。


今のことで精一杯だ。



ダメかもしれない。またうまくいかないかもしれない。

そんな不安がループを重ねる毎に大きくなる。


だけど…

俺しかいないんだって、俺だけが日和を助けられるんだって言い聞かせてその身を奮い立たせた。


「卓、なんか顔怖いよ」

日和が笑いながら俺の顔を覗き込んだ。

「そうか?」

俺も笑って返した。

「考えごとでもしてたの?」

「いや…」

「卓は考えごとすると本当に顔怖くなるんだから」

日和が言った。

「え?そうか?」

「うんそうだよ!昔から」



“昔から”



日和はその言葉を俺にしか言わない。

日和の幼なじみは俺だけだ。

その特別さを、今になって気づいたりする。

そして日和は俺のことを俺以上に知っている。

俺は日和のそんな存在になれているだろうか。

俺はそう思って日和を見上げた。