「ふああっ!!」


朝になった。





メイクして、髪を巻いてスカートはきちんと4回折る。
「行ってきまーす」



いつもはめんどくさくてしょうがない学校のはずなのに……







今日は





うれしい





なんでだ〜!??



…まあいっか。


一人納得して
教室のドアを開けた。




「おっはよーう!!!」


朝からみきはテンションマックスみたいだ。


「お…おはよう」


みきがあたしに近寄ってくる。


「あやか、気合い入ってるじゃん???」

みきはニヤニヤしながらあたしの顔をみる


「もしかして彼氏でもできた〜??」


「なっ!!違うよ〜」


そんな会話をしてたら教室のドアが開いた。




あ…



入ってきたのは
――弘樹だった。




「お、おはよう!!」

緊張して声が裏返る。

「おう!お前、朝から元気だな〜」


あれ…??
今、あたしのことお前って呼んだ…よね!??
うれしかった。


ちょっと仲良くなれたのかな…