理科室からの帰り。
 私は百合子と歩いていた。
誰かが二人で仲良く喋っている。
ん?
あの人!
そう。
私の、失恋相手、だった。
一緒にいるのは、璃子?
璃子なの?
 持っていたノートや教科書を全部落としちゃった。
「亜矢!」
百合子がノート等を拾ってくれた。