危険地帯




闇の中、ギラリと輝く三人の瞳。


まるで獲物を狙うかのようなその瞳が、恐ろしかった。



「チッ、気絶しやがって。弱ぇくせに、俺らに喧嘩売るんじゃねぇよ」


「やっと終わったか」



不良の胸ぐらから手を放して舌打ちをした深月に、司が声をかける。


律は、深月と闘っていた不良をゴミのように見下すように見ていた。



「もう帰るのー?」


「いや、倉庫に行って、他の相手探そうぜ」


「賛成!」



指の骨を鳴らしながら言った深月に、律は挙手をした。


まだ喧嘩するの……?


散々、闘っていたのに?相手を痛めつけていたのに?



この人達は、喧嘩や暴力は遊びだと考えているのかもしれない。


私には、一生理解できない考えだ。



喧嘩は、最低な行為なのに。