私からしたら、勇者だよ。
私なんて、怖くて何もできない。
律は三人の中でも、一番よくわからない人。
律が私に向ける笑顔は、いつも影を帯びていて、本当に笑っていない気がする。
「それ以外にも着替えとか必要な物とか買っておいたから~」
「あ、ありがとう」
「どういたしましてー。あ、寝室に置いといたよ」
それってつまり、2・3日では条件を満たすことはないってことだよね。
私が、秘密をバラすような人間ではないことを、わかってもらわないといけないけど。
どうしたらいいんだろう。
私も途中から参加して三人とトランプをしたり、司が律のわがままを聞いてスイーツを作ったり、またトランプをしたり……。
そんなことをしていたら、太陽は沈み、空には星が顔を出す。
――時刻は、午後10時。



