危険地帯




なんで「じゃあさ」なの!?


全く話が繋がってないんだけど!


さっきまであんなに怒っていたのに。


確かに、黒龍の幹部は2人いないけど!


忍者が黒龍に入れば、きっと役立つと思うけど!



「頭大丈夫?」


「大丈夫に決まってんだろ。なんでだよ」


「いや、だって……ねぇ?」



真面目な表情で言う深月に、忍者は目を泳がせる。


私も、頭イカれたんじゃないかと思っちゃったよ。



「俺、お前らを憎んでだぜ?復讐しようと企んでんだぜ?それなのに幹部にスカウトとか、ありえないっしょ」



忍者の正論に、私は心の中で頷く。


けれど、深月は意見を変えずに、



「こんな大勢を利用するようなまわりくどい復讐とか、めんどくせぇんだよ。幹部になれば、いつでもどこでも俺らを狙えるぜ?」



と、スリルや刺激を求めるかのようなことを言った。