危険地帯






あらかじめ決めていた待ち合わせ時間と場所に、私と深月と司と律が集まった。



「そっちはどうだった~?」


「ダメだった。そっちは?」


「こっちもダメだ」



黒龍の異変のことも、とある売人についても、誰も“答え”どころかヒントさえ掴めなかった。


それは、逆に、簡単に情報を手に入れられないほどの異常事態ということを示していた。



私達は、今日のところはそのままたまり場に戻った。


また明日、手がかりを探すらしい。




「どうなってんだよ」


「本当にねぇ」



地下に行き、ソファに座った深月と律が、投げやりに呟いた。


私は静かに、深月の隣に座る。



「司、どう思う?」


「忍者が関係していそうだが、今は情報があまりにも少ないからな。何とも言えない」


「だよな……」



全員にコーヒーを淹れてくれた司の言葉に、深月はソファの背もたれに寄りかかりながら相槌を打つ。