重なった手から、深月の温もりを感じる。
あったかい。
その熱は、再び私の時間を動かした。
「大丈夫か?」
私の手を握る深月の手のひらは、まるで大切な宝物を扱っているかのように、とても優しかった。
黙って頷いた私に、深月は微笑む。
「行くぞ」
「……うん」
ピアスを揺らした深月は、私の手を引いて歩き出した。
あのね、深月。
私には、太陽よりも月よりも、昨日見た夕日よりも。
アッシュゴールドの髪色をした深月が、一番熱く輝いて見えるんだ。
その輝きは、闇の中で怯えている私を導いてくれる。
どんなに残酷な運命をも、照らしてくれる。



