危険地帯




冷静に分析しているワタシとは正反対に、周りはどよめいていた。



「羽留、すっご~い」


「鉄パイプが、折れた……!?」


「どうなってるの?あれが、私の知ってる羽留ちゃんの実力なの!?」



律の賞賛と、恭弥という人の驚きと、雫さんの戸惑いが、はっきりと感じられた。


他の人は、声も出せないくらい、ワタシに驚いていた。



「あんな力で殴られたら……」


「気絶どころじゃ済まされねぇぞ」



深月と神雷の総長が、口を揃えて呟く。


きっと、二人は直感したはずだ。



ワタシに殺される、と。



皆して、顔を青ざめて、怯えた目でワタシを見て、どうしたの?


なーんか、これじゃあワタシが悪者みたいじゃない?



ワタシはワタシが正しいと思ってることを言っただけなのに、ひどいわ♪