この鉄パイプで殴ったら、どのくらいの痛みを与えられるかしら。
深月と神雷の総長には、私以上に痛い思いをさせたいわ♪
「一般人の女が殴ったって、たかが知れてるだろ」
恭弥という人の独り言が聞こえた。
あら、それはどうかしら♪
私は弱くても、ワタシは強いわよ。
実力を見せるために、試しに鉄パイプで地面を叩いてみようかしら!
ワタシが鉄パイプを振り上げたと同時に、漂っていた空気がピリッと張り詰めた。
ワタシの凄まじい殺気が、放たれる。
勢いよく振り下ろされた鉄パイプの先端が、地面に当たった瞬間、ぐにゃりと曲がり。
そのままの勢いで鉄パイプを地面に叩きつけると、鉄パイプが真っ二つに折れてしまった。
「……折れちゃったわ♪」
意外と脆いのね。
倉庫にあるので二人を殴れそうなのは、あとは木材だけ。
鉄パイプがこんなに折れやすいんじゃ、木材も同じようなものだと考えたほうがよさそうね♪



