禁断の恋

「ふーっ」と溜息をつき、日直の仕事を終えた私は、ゆっくりと椅子に腰掛けた。

そんな中、教室に次々とクラスメイトが入ってくる。

私はぼーっとしていて、誰が何をしているのかさっぱり頭に入ってこない。

「おはよー!あーおーい!」

友達の咲藍(サクラ)が私の事を呼んでいる。

……ん?呼んでいる?

「あおいっっ!!!」

「ふぇいっ!?あっおはよっっ!?」

いきなり大声で呼ばれてビクッとした。

「もう、おはよっっ!?じゃないよ…それより、大大大ニュースだよ!!」

私の声を真似してふざけながら言った後、真剣になって咲藍が私と目を合わせる。

「え……な、なに?」

大ニュースって…なんだろう。

「それがね、私たちのクラスに超イッケメンが転校してきたらしいの!!すっごい綺麗なんだって…!楽しみだよね!って、向葵?」

咲藍の言葉を最後まで聞く前に、私はガタンと立ち上がっていた。

「あ、ご、ごめん……」

冷静になって座るも、私の頭には今朝あったあの美しい男の子が蘇っていた。