「あー……日直か……嫌だなぁ…」
私は向葵。
日直で早くに起こされ、苛立っている私の頭上で、お日様が鬱陶しく照りつけている。
まだ早朝だというのに、この熱い太陽で、私の黒くて長い、二つ縛りの髪が焼けちゃいそうだとも思ってしまう。
それくらい暑い、猛暑日。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うー、やっと学校着いた……あれ?」
家から学校まで約30分。この暑い中歩いてきてヘトヘトになっている私の目に映ったのは、少し長い金色の髪を後ろで束ねた、美しい男の人だった。
こんな人、私の学校にいたっけ?
後ろ姿しか見ていないのに、美しいとわかってしまうくらいだ。
その男の人は、私のクラスの担任のチャトウゴン(後藤先生のことを何故か皆そう呼ぶ)と一緒に校舎内へと入っていった。
ボーッと見つめていた私を呼び起こしたのは、学校のチャイム。
「…あっ!いっけない、日直だったぁ!!」
日直の仕事をこなしている間にも、私の頭はあの美しい男の子で埋め尽くされていた。
私は向葵。
日直で早くに起こされ、苛立っている私の頭上で、お日様が鬱陶しく照りつけている。
まだ早朝だというのに、この熱い太陽で、私の黒くて長い、二つ縛りの髪が焼けちゃいそうだとも思ってしまう。
それくらい暑い、猛暑日。
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「うー、やっと学校着いた……あれ?」
家から学校まで約30分。この暑い中歩いてきてヘトヘトになっている私の目に映ったのは、少し長い金色の髪を後ろで束ねた、美しい男の人だった。
こんな人、私の学校にいたっけ?
後ろ姿しか見ていないのに、美しいとわかってしまうくらいだ。
その男の人は、私のクラスの担任のチャトウゴン(後藤先生のことを何故か皆そう呼ぶ)と一緒に校舎内へと入っていった。
ボーッと見つめていた私を呼び起こしたのは、学校のチャイム。
「…あっ!いっけない、日直だったぁ!!」
日直の仕事をこなしている間にも、私の頭はあの美しい男の子で埋め尽くされていた。