そんなこんなで、徒歩圏内にある学校につく。
30分くらいの近距離にあるから、登下校は楽だけど。
バスで通うとか、途中で友達と合流するとか、そういうのが一切ない。
行きがそうなら、帰りもそうで。
一緒に帰ろうって、誘われてる友達をみているしかない。
(当然もう慣れたけれど)
ハイカットのデニム生地のスニーカーから、上靴に履き替える。
それからは、ぼーっとしながら教室へと歩く。
教室に着くまでは、驚くほど賑やかだ。
階段の踊り場で話してる人とか、廊下で騒いでる人なども沢山いる。
毎朝毎朝、必ずと言っていいほど同じ人達。
そんなに話すことあるかって思いながら、あっという間に着いてしまう。
席に向かう途中、
何人かとおはようと挨拶を交わす。
窓際の席だけど日当たりが悪くて、冬は寒くて夏は涼しいと定評のある学校だ。
夏の日差しはカーテンをひけばいいから、春の暖かさしか体感した事は無いけど、
やっぱり冬は日当たりが良いほうが良かったなと何度か思った教室。
椅子の背もたれによし掛かりながら、ペンケースなんかを仕舞っていく。
鞄に仕舞っておいた携帯をポケットへと移動させる。
(珍しく気持ちだけ早く準備が終わって家を出たけど、まだ眠たいな)


